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建築施工管理技士


建築施工管理技士とは

1・2級建築施工管理技術検定制度は、建設業法第27条第1項に基づき国土交通大臣指定機関が実施する国家試験です。検定に合格した者は技術検定合格者となり、所定の手続きによって国土交通大臣から技術検定合格証明書が交付され「1級・2級建築施工管理技士」の称号が与えられます。 この技術検定合格者は建設業法で定められた専任技術者(建設業許可)主任技術者・監理技術者(現場常駐)としての資格が付与されます。

●建築施工管理技術検定試験・受験資格=1級=
1) 学科試験 : 下記の (1) ~ (5) のいずれかに該当する方
区分 学歴と資格 実務経験年数
指定学科 指定学科以外
(1) 大学   3年以上(1年) 4年6カ月以上(1年)
(2) 短大・5年制
高等専門学校
    5年以上(1年) 7年6カ月以上(1年)
2級合格者 専任の主任技術者経験者 - 7年以上(1年)
(3) 高等学校 2級合格者 専任の主任技術者経験者 7年以上(1年) 8年6カ月以上(1年)
- 9年以上(1年) 10年6カ月以上(1年)
専任の主任技術者経験者 8年以上(1年) 11年以上(1年)
上記以外の者 10年以上(1年) 11年6カ月以上(1年)
(4) その他 2級合格者 専任の主任技術者経験者 12年以上(1年)
  - 14年以上(1年)
専任の主任技術者経験者 13年以上(1年)
上記以外の者 15年以上(1年)
(5) 2級合格者     2級合格後5年以上(1年)

【注】() 内は、実務経験年数のうち、指導監督的実務経験年数です。但し、「専任の主任技術者経験者」にあっては、実務経験年数のうち、専任の主任技術者としての経験年数です。

[建築施工管理] に関する実務経験年数とは 建築工事において現場施工・施工管理・総合管理・設計監理・施工監督に従事した経験をいい、研究所・学校・訓練所等における研究・教育および指導等は認められません。
[指定学科] とは 国土交通省令で定めている学科等(建築学科・土木工学科・森林土木学科・鉱山土木学科・砂防学科・治山学科・農業土木学科・縁地学科・造園学科・都市工学科・衛生工学科・電気工学科・機械工学科)をいいます。
2) 実地試験 : 下記の (1)、(2) のいずれかに該当する方
(1) 昨年度学科試験合格者および今年度の学科試験のみ合格者。
(2)建築士法による1級建築士試験に合格した者で1級建築施工管理技術検定学科試験の受験資格を有する者及び1級建築士試験合格者で専門学校卒業後1年以上の指導監督的実務経験を含む5年以上の実務経験を有する者。
●建築施工管理技術検定試験・受験資格=2級(建築・躯体・仕上げの3種別)=

平成18年度より2級施工管理技術検定の受検資格の一部が改正されました。

(1) 学科試験のみ受験
  • 1) 高校(指定学科)の卒業見込み又は卒業後3年以内の者
  • 2) 短大・高専(指定学科)の卒業見込み又は卒業後2年以内の者
  • 3) 大学(指定学科)卒業見込み又は卒業後1年以内の者

    ※建築施工管理については「試験種別」が、建築に限られ、躯体・仕上げには適用されません。

(2) 学科試験及び実地試験を同時に受験 : 下記の 1 ~ 4 のいずれかに該当する方
区分 学歴 実務経験年数
指定学科 指定学科以外
(1) 大学 1年以上 1年6ヶ月以上
(2) 短大・5年制
高等専門学校
2年以上 3年以上
(3) 高等学校 3年以上 4年6ヶ月以上
(4) その他 8年以上

【注】受験種別が「躯体」または「仕上げ」の場合、職業能力開発促進法による技能検定合格者(下表の該当職種に限る)は、上記にかかわりなく受験できます。

受験種別 技能検定職種
躯体 鉄工(構造物鉄工作業)
とび
ブロック建築
エーエルシーパネル施工
型枠施工
鉄筋施工(鉄筋組立て作業)
*昭和60年の改正前の職業訓練法施工令による鉄筋組立てとするものに合格した者を含む。
コンクリート圧送施工
仕上げ 建築板金(内外装板金作業)
石材施工(石張り作業)
石工(石張り作業)
建築大工
左官
れんが積み
床仕上げ施工
天井仕上げ施工
タイル張り
畳製作
防水施工
内装仕上げ施工(フラスチック系床仕上げ工事作業,カーペット床仕上げ工事作業,
銅製地下工事作業,ボード仕上げ工事作業)
スレート施工
熱絶縁施工
カーテンウォール施工
サッシ施工
ガラス施工
表装(璧装作業)
塗装(建築塗装作業)
*昭和61年の改正前の職業能力開発促進法施行令による石工(石張り作業),
床仕上げ施工,天井仕上げ施工とするものに合格した者を含む。

※技能検定職種のあとの()内は選択科目を示す。

〔建築施工管理〕に関する
実務経験年数とは
建築工事において現場施工・施工管理・総合管理・設計監理・施工監督に従事した経験をいい、研究所・学校・訓練所等における研究・教育および指導等は認められません。
※2級は受験種別が、建築・躯体・仕上げの3種別で行なわれ、実務経験年数は、下記のような工事に従事した年数が対象となります。
<建築>
  主として建築一式工事・大工(一式)工事をいいます。
<躯体>
主として大工(型枠)工事、とび・大工・コンクリート工事、ブロック工事、鋼構造物工事及び鉄筋工事など建築躯体に係る工事をいいます。
<仕上>
  主として大工(造作)工事、左官工事、石工事、屋根工事、タイル・れんが工事、板金工事、ガラス工事、塗装工事、防水工事、熱絶縁工事、内装仕上げ工事及び建具工事など建築仕上げに係る工事をいいます。
〔指定学科〕とは 国土交通省令で定めている学科等(建築学科・土木工学科・森林土木学科・鉱山土木学科・砂防学科・治山学科・農業土木学科・縁地学科・造園学科・都市工学科・衛生工学科・電気工学科・機械工学科)をいいます。
(3) 実地試験のみ受験
  • (1) 平成21年度学科試験のみ合格者
  • (2) 前記「(1) 学科試験のみの受験」の合格者で所定の実務経験を有する者
    • (1) の合格者は卒業後6年以内の連続する2回受験可
    • (2) の合格者は短大・高専卒業後5年以内の連続する2回受験可
    • (3) の合格者は大学卒業後4年以内の連続する2回受験可
  • (3) 平成17年度以前の施工技術者試験の合格者で所定の実務経験を有する者
    平成23年まで実施される実地試験を受験できます
  • (4) 他の試験合格者で、所定の受験資格を満たす者
    *建築 : 1級建築士試験の合格者